腹腔鏡検査とは、腹腔鏡を腹腔の中に入れて、肝臓の外側を肉眼で直接観察する検査です。麻酔を投与してから、腹部を1センチほど切開して、腹腔鏡を挿入し、検査を行います。通常、検査中に痛みを感じることはありませんが、検査後に切開箇所に軽い痛みを感じることがあります。
慢性肝炎の場合、肝臓の表面は凹凸が出来、また色も白っぽくなります。肝硬変になると、表面は硬くなり、結節が肝臓のあちこちに出来ます。腹腔鏡検査は肝臓表面の状況や色などを直接観察することによって、病状の進行度を明確に把握することができます。
腹腔鏡検査は直視下での検査なので、非常に確実な検査法といえます。
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