肝炎発病のメカニズム | ||||||||||||||||||||||||||
TOP PAGE |
人間の体の中には、外部からの侵入者を撃退するための機能があります。この機能を免疫といいます。免疫には異物に対する抗体を作って異物を排除する「液性抗体」と、リンパ球が直接異物を攻撃する「細胞性免疫」などがあります。 肝炎ウイルスも当然、免疫の撃退対象になります。肝炎ウイルスに対して、免疫は抗体を作って攻撃を加えるとともに、リンパ球もウイルスを排除します。免疫はウイルスを攻撃する時にウイルスが住みついた肝細胞を一緒に破壊してしまいますので、肝臓に炎症が起こり、即ち肝炎の発症になります。 肝炎ウイルスが免疫によって完全に排除されれば、肝炎が治まります。或いは、肝細胞に肝炎ウイルスが住みついていても、免疫が働かなければ、肝細胞は破壊されませんので、肝炎は発症しません。 |
|||||||||||||||||||||||||