肝炎情報センター

            埼玉の診療所のC型肝炎感染、新たに5人確認





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 埼玉県深谷市の診療所で治療を受けた患者6人が昨年、急性C型肝炎と診断された問題で、新たに5人の感染者がいたことが28日、わかった。

 同県などが、同診療所で過去に注射などの治療を受けた患者を対象に抗体検査などの追跡調査を行った結果、判明したもので、5人は同診療所で感染した疑いが強いという。

 また、県の調査で、感染を拡大させた原因は、当初見られていた注射針ではなく、点滴セットの使い回しだった可能性が高いことがわかった。県の事情聴取に対し、同診療所に今年1月まで勤務していた看護婦は「点滴セットのチューブと薬液を使い回していた」と話しているという。診療所の男性医師もこの事実を知っていたといい、同県は、チューブに逆流した血液を媒介し感染が広がった疑いが強いとみて、看護婦と医師からさらに事情を聴いている。
 読売新聞 2002年5月28日