肝炎情報センター

            県が健康づくり基本指針策定−−
      独自の肝疾患対策も /福岡型





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 県は26日、生活習慣病予防のため、2010年までを計画期間とする県健康づくり基本指針「いきいき健康ふくおか21」を策定した。00年3月に始まった国の「健康日本21」で策定を呼びかけた地方自治体ごとの計画で、県独自の肝疾患対策が加わっている。

 指針では、健康寿命の指標の一つである平均自立期間が男女とも全国平均より短いことから、県の3大死因であるがん、心臓病、脳卒中を減らすため、県民が自主的に健康づくりに取り組むよう求めている。

 特に、人口10万人に対する肝臓がん死亡率が全国ワースト2位(99年度、1位は佐賀県)ということで、肝疾患の早期発見・治療のため、肝炎ウイルス抗体検査や過度の飲酒を避けるなどを呼びかけている。

 このほか、(1)栄養・食生活(2)運動(3)休養・心の健康(4)たばこ(5)アルコール(6)歯(7)糖尿病(8)循環器疾患(9)がん――について年代別に、予防のための生活習慣の目安を示した。

 3月29日午後1時から福岡市博多区のホテルレガロ福岡である「2002ふくおか健康づくり推進大会」で指針をお披露目する。参加希望者は県健康対策課(電話643・3269)。 【小林猛夫】
(毎日新聞)[2002年2月20日]